【四脚アセンブル理論】~42820~
●四脚
・42820(ヴェス四、KC四)
操作難度 ★★★☆☆
【アセンブル】
HEAD マギー頭
CORE ヨーツン
ARM バリーブル
LEG 119
KE1876
CE392
TE390
【WEAPON】
・高耐久安定型
KE盾、TE盾(or K盾×2 T盾×2)、(肩)ハバス、軽沢×2(or軽沢中沢 中沢×2 )
・高火力型
TE盾、唐沢、(肩)ハバス、中沢、軽沢
【内装】
FCS 250
ブースター 常夏(例)
ジェネ バイタル(例)
【機体説明】
16/12/26 現環境で、攻撃力、装甲値、機動力から最も安定したアセンブルであると言えます(ネリス除く)。
安定の意味するところは、勝率と使いやすさです。
軽四でありながら、レザスピ(KE1870)、腕ミサ(CE2321)を弾き、四脚特有の滞空力と119脚最大の魅力である機動力で有利ポジションを常に確保。レザライとハバスの遠距離高速ロックで敵のサイト外からの攻撃が可能です。
唯一の弱点はTEの弱さですが、盾でそこをカバーします。
パルガンに絡まれたら味方に全力で救援を乞いましょう。敵のPS次第ですが、基本的には対処が難しいです。
初心者から上級者まで幅広く愛用され、そこまでPSを必要としない機体のひとつです。
WEAPONのパターンとして、マップにより肩をミドルミサイルやVTFに変えても良いでしょう。
ですが、ここでは最も無難なハバスを主とした説明をします。
とりあえず迷ったらハバス積んどきゃ間違いない。
【想定敵】
・KE1870以下の全ての機体(特に軽量機)
【基本戦術】
・高所取り
・刺し合い
・引き撃ち
・盾による敵攻撃の無力化
●高所取り
上記にある「有利ポジション」は、基本的に敵より高所に居ることです。
高所を取るメリットは視界の確保、いつでも下に逃げられること。
そして42820を扱う上で最も難しい点でもあります。
こちらから敵が見える=敵からこちらも見えます。
高所取りで最も重要なことは、敵の向き、敵が居る位置を把握、敵の行動を予測すること。
せっかく上を取ったのに全方位からレーザーの集中砲火にあう、なんてことはよくあります。
極論になりますが全ての機体を運用する上で、敵の位置と向きの把握、これから敵が行うであろう行動予測はPSとして必要です(これを養うには近接に乗るのが一番かと思います)。
●差し合い
レンジの長さと武装から、開幕初撃の差し合いに参加をすることは絶対条件です。
ですが、味方の差し機体の数が敵より劣る場合はこの限りではありません。
なるべく被弾しないタイミングを見計らい、慎重にレザスピをぶち当てましょう。
ここで重要なのが、レーザーのチャージタイミングと壁の活用です。
基本的に、マップにより差し合う場所は決まっています。
ある程度戦場に出ると、分かってきます。
敵ももちろん把握しているはずです。
その上で、今回の差し合いを正面で受けるか、横から差すか、裏を取るように動くかを決めましょう。
裏取りが最も難しく思われがちですが、正面で受ける役は最も重要で、最もリスクが高くPSが必要です。
まずは必ず正面で差し合う敵と味方を把握しなければなりません。
差し合い時のレーザーチャージタイミングは、必ず壁に隠れているときに行います。
直前までスキャンモードで敵の位置を把握、行動の予測をし、予測通りの場所に敵がいなければすぐにスキャンに戻し、壁に隠れます。
事前にスキャンで敵の武装を把握することも大事なことのひとつです。
砂機、増弾唐沢機等は格好の獲物です。
敵の武装に合わせた盾を構えて攻撃しましょう。
あくまでここは差し合いです。メインの攻撃ウェーブではありません。
ジリ貧に感じたり、大ダメージをもらったり、盾を割られた時点で、行動をより慎重に。
乱戦前にいかにせこく敵のAPを削ぐか、こちらが削がれないかを意識しましょう。
差し合いの技術として、TE盾を割るために先にハバスを撃つ、逆に相手のハバスをかわす、レザスピが通らない敵はハバスで防御低下を引き起こしてからレーザーのダメージを増大させる等たくさんあります。
あえて顔を出して敵を釣り、攻撃タイミングをずらしたところで味方に差してもらう、こういったいやらしい駆け引きがじれったく面白い。
慎重かつ大胆に、せこさが重要です。
●引き撃ち
軽量機に対しては難しいですが、逆に言うと軽量機以外には有効です。
引き撃ちをするメリットは敵の弾がゆっくり見えること(かわしやすくなる)、逆に向かってくる相手に対してはこちらの弾が速く向かってくるように見えるので、とてもかわしづらい。
特に有効なのはバトライ、パルガン等のインファイト機です。
インファイト機はレンジの関係から距離を詰めなければ攻撃出来ません。
敵のレンジに捕捉されず、一方的に攻撃が出来るチャンスなので、敵がグラブをふかして向かって来た場合は焦らず、引きながら撃ち落ち着いて対処しましょう。
ここが徹底出来ればよほどのことがない限り、1vs1で負けません。
●盾による敵攻撃の無力化
42820を運用する上で、高所取りに続き最も難しい部分のひとつであると言えます。
盾を二枚積む以上、落とされるときは両方消化していなければなりません。
少しでもタゲられていると感じた場合はすぐさま盾を展開し、被弾を少なくします。
タゲが厳しい場合は盾を二枚展開し、ガン引いてせめてハバスを撃ちきってから逝きます。
具体的な展開タイミングはその都度違います。
敵にカラサワマンがいる場合、砂機が居る場合、または最後のタイマン時、タゲられている時。
ここで展開しなければならない、という明確なタイミングが中々ない以上、その都度臨機応変に対応します。
こればかりは経験が必要です。
しかしここをマスターしたら、「堅い速いうざい」の三拍子が揃った素敵な42820使いと言えるでしょう。
気を付けなければならないのは、盾の展開時間が長すぎて火力が出せずに差し負けることです。
矛盾に捉えられるかもしれませんが、多少の被弾は気にせず、やはり敵のAPを削ることを念頭に置きましょう(ここのバランスが難しい)。
あくまで先にAPが0になった方が負けです。
【その他細かな技術】
・軽沢のチューン
基本的に300(威3 速0 命0)ですが、衝撃や燃費等の関係から120もしくは210でも役目は果たせます。
速射に振る分使いやすさは向上します(チャージが速くなり、消費ENが少なくなる)が、火力が出ず倒しきれないことが多くなります。
命中に振るメリットは少ないです。
色々使ってみて最も感触の合うチューンを見つけるのも重要なことのひとつです。
・軽沢を当てるコツ
なんで今のタイミングで当たんねぇんだよぉおお!!
ということは必ずあります。
れぞPさんはよく「作戦ファイル見ないでぇ・・・」と仰いますが、命中率は砲台コンテナ盾に撃っても上がるのであまり気にしなくて良いでしょう。
当てるコツとして、
二次ロック。
フルチャージで撃つこと。
加速撃ち(発射方向にハイブ)をすること。
なるべく近距離で撃つこと(敵の向きによっては敢えて接射をする)。
敵をサイトの正面に捉えること。
以上が挙げられます。もっと細かく言うことはありますが、きりがありません。
上記を全て満たしても当たらないときは当たらないので、そういうものだと理解する方が大事かと思います。
・敵のハバスをかわす
見えていれば簡単です。
ブースターが出力型なら被弾直前に真横にハイブ、加速型ならグラハイ(グラブしながらバイブ)、もしくは八の字グラブ。
見えていないハバスはラッキー以外でかわせません。
・VS42820
42820同士の1vs1は、先に盾を割られた方の負けです。
距離にもよりますが、有利ポジションを取りやすいのは出力型ブースター、裏を取りやすいのが無限グラブが出来る加速型です。
PSがそこまで必要のない機体とは言っても、必ず差は出ます。
レーザーをチャージさせるタイミングを与えず、wasp/なら専らハチのように差しまくれば敵はたまらず高度を下げるでしょう。
壁の使い方が最重要となってきます。
スキャンモードのシルエットで敵がチャージしているかどうか判断し、攻撃タイミングを見計らいましょう。
うまくタイミングをずらすことが出来たら、敵はENを回復する時間が必要になります。
そこが狙い目です。
・肩をVTF、ミドミサにした場合
「固め撃ち」という技術が必要になります。
レーザーを当てて敵が硬直する一瞬を狙い、ミサイルを当てる技術です。
回線のラグ問題はありますが、ミサイルが被弾するまでの距離スピードを事前に掴むことができれば、当てることは容易いでしょう。
VTFは敵がこちらに向かってくるとき、敵が止まっているとき、敵が真下にいるときはほとんど当たります。
ミドミサは割りと適当に撃っても当たりますが、総弾数が少ないので、必ず通る敵にのみ撃たなければなりません。
どちらも撃ちきり60%も当てたら大活躍でしょう。
・操作難度 ★★★☆☆
初心者から上級者まで幅広く愛用されているアセンブルです。
まずはこの機体を勢力でも模擬でもフリーでも10試合使ってみてください。
第二の月見先生が現れることでしょう。
【最後に】
全ての機体に言えますが、チーム戦である以上、最重要なのは「タゲ合わせ」です。
味方が今どの機体を狙っているのか、常にコミュニケーションを取りながらお互いに把握しなければなりません。
1vs1勝ちは二の次で、まずは相手の頭数を減らすこと。
このゲームで最も難しい点だと思います。
タゲがうまいこと合わさり、速やかに鳥葬出来たらめちゃくちゃ気持ち良い。
タゲられてると感じたら仲間に伝えてガン逃げすることも必要です。逃げる勇気。
自分より味方の動きを重視する。味方が差しやすい環境を作る、またはタゲを引く。
しなくて良いのは某ネリ四上等くらいなものです。
42820の強さと弱点は既に全員が知るところでしょう。
メタアセンもたくさん産まれています。
タゲられても焦らず、むしろそのまま引いて味方を頼りましょう。
そういう意味で味方の編成の把握、アセン指定やそれなりのPSを求めることは必要です。
チームに1人以上は42820マスターがいたなら、そのチームはぐっと強くなること間違いなしです。
ないし