【重二アセンブル理論】~KT重二(砂カラ)~
前回のレザ重理論に続き、KTフレーム重二、砂カラの基本戦術です。
【基本戦術】
・差し合い一番乗り
・盾割り役
・集中狙い
・拾い
・この先生きのこる
●差し合い一番乗り
レザ機のテンプレブースターに出力型がない理由は、EN管理が辛いからです。EN管理がうまく出来る方は出力型でも良いでしょう。
砂は射出にENを消費せず、遠距離から攻撃出来、一回の攻撃力も高い。
単体で見ればロック速度、リロード速度の遅さを差し引いたとしても最も強い武器のひとつです。
前述のリロードの遅さから、短時間による総火力は低く、手数を打たなければいけません。
そのため、差し合いのメイン会場には一番乗りで到着し、敵を牽制する必要があります。
タゲもこちらに向くので、EN消費を必要としない分の機動力で、壁を使い敵の攻撃をかわしましょう。
差し合いでは細かく顔を出し、攻撃機会を積極的に狙います。
ロック距離の低さ(FCSがグランス)には注意し、距離的にロック出来なければ無理に顔を出す必要はありません。
差し合いにてレザ機の天敵です。
上手い砂機が一機味方に居ると、サブコンのロック速度上昇効果も相まって、レザ機はとても差しやすくなります。
遊撃型でありながら、支援型でもあり、特に苦手な敵も居ないオールマイティーな性格を持つ機体です。
●盾割り役
重要な役割である盾割りは、時間が早ければ早いほど効果が高まります。
差し合い始まりすぐに相手の盾を割ることが出来たら、相手は前に出ることを躊躇う=差し合いに勝ちやすくなる。
想定敵の42820のTE盾、ネリスナのTE盾が狙いです。乱戦時にはインファ機のCE盾割りも積極的に狙いたい。
こちらに砂機が居る場合、開幕KE盾を構えてくる敵も居るでしょう。やることは同じで、カラサワ(中沢)で割るか、味方のレザ機に任せたいです。
味方の差し機との連携が重要です。
●集中狙い
バトライのように短時間で一気に削ることが不可能で、毒のようにじわじわと削る砂機は、他の機体以上に狙う敵を一機に絞ることが重要です。
乱戦時、全員が誰を狙えば良いかわからなくなる瞬間(敵味方入り交じり、目的の敵が見えなくなる)が必ずあります。
ですが、砂機だけは見失ってはいけません。
リロードが長い分、スキャンモードの時間も他の機体より長いはずです。
安定した火力も出せます。
「今、○○を狙っている」と味方とコミュニケーションを取りながら、スポットを当ててあげましょう。
乱戦の整理と、タゲを合わせるゲームメイカー的な役割も担っています。
やることが多い分、ここが最も難しい点でもあります。
●拾い
APが四桁になった敵を拾うのは砂機の仕事です。
どれだけ敵がガン逃げしようが、KE盾さえ構えていなければ追いかけて確実に倒しきりたい。
ネリスクラスの機動力がある敵はこの限りではありませんが。
追いかけていたら敵の視点は自ずとこちらに向くので、その隙に味方に倒してもらうという方法もありです。
味方の編成に砂機が居て、瀕死の敵を狙っていな(見つけていな)ければ、スポットとピコンピコンで知らせてあげてください。
自分より足の速い相手に確実に当てるには、距離を詰める、確実に二次ロックする(接射の場合は必要なし)、後述の逆V字移動等が有効です。
●この先生きのこる
どの機体も共通しますが、生きのこるという仕事は砂機なら最も重要となります。
1vs1で、敵にKE盾がないのであれば、相手が軽量でも確実に勝てます。勝てなければPSに大いに差があったということでしょう。
PSにそこまで差がないか、多少負けるくらいならアセンブルの強さで確実に勝てます。
この 確実に勝てる というのは砂機以外には基本的に存在しません(ネリス除く)。
レザ機はチャージタイムとEN消費がネック。
インファ機は距離がネック。
どちらも苦手としないのは砂機のみです。
生きのこる、1VS1で勝つPSを持つことが砂機を運用する上で最も重要と言って良いでしょう。
【その他細かな技術】
・一発当て
敵APが砂一発分(1000ちょっとくらい)なら、二発当てる必要はありません。
二発同時に撃ち、外したときのリロード時間がもったいないので、一発だけ確実に当てたい場合は、バトライのように若干タイミングをずらして撃つと当たります。
・蹴り
何度も書いていますが、リロード時間がネックです。
リロードを待つ間、落ち着いて敵の機体を見ると、止まっている時間が案外多いことに気付くはずです。
どの機体にも必ず、EN回復時間が必要です。
レザ機はチャージタイムも狙い目。
タンクや重二なんかは、結構蹴りチャンスがあります。
ビルの頂点で待ち、真上に登ってくる敵も積極的に狙いたい。
蹴りやすいブースターや感覚は人によって違いますが、感覚としてはパイルを当てる感じでしょうか。
重二は脚に無限総弾のパイルを持っています。
・同時撃ち
カラサワ(中沢)を撃つ場合。
もう片手に砂を持っているなら、同時に撃ってダメージを稼ぎましょう。
二次ロックまでの時間が砂は遅いので、タイミングがずれますが、レーザーが当たるタイミングは大体砂も当たります。
背後霊をすると、どっちか片方しか撃たないという人は結構多いです。
・逆V字移動
ちらっと上記にありますが、逆V字はACV時代から言われる、1VS1で最も有効な立ち回りのひとつです。
敵を中心に、グラハイ(グラブしながらハイブ)、もしくは普通にハイブや壁蹴りを用いて逆V字に動きます。
わかりづらいですが、↑のような感じでしょうか。
①敵の裏を取るようにグラハイを仕掛ける。
※敵が自分を中心に旋回戦をしてくれる必要がある。
②敵がぎりぎりサイトに捉えられるくらいの地点で、一気に切り返し、敵の背中を取る。
③敵の背中を正面に捉えながら①方向に旋回戦をする。
裏さえ取れたら一方的な攻撃チャンスです。
言葉じゃ難しいですな。
れぞPさん、実戦で任せた。
・一次撃ち
PSが高い人とバトライデュエルをすると、訳のわからないタイミングでAPを持っていかれることがあります。
ラグ等の関係もありますが、基本的には一次撃ちを決められた、ということでしょう。
一次撃ちとはその名の通り、二次ロックを待つ前に撃つことです。
ただ撃つだけでは絶対に当たりません。
砂腕や、砂タンを使うとわかるかと思いますが、一次撃ちはほぼノーロックで当てることと同じです。
ですが、二次ロックを待つ前に必ず当たるタイミングがあります。
敵との距離がほぼゼロ距離の瞬間(すれ違い様等)、敵をサイトの真正面に捉えた瞬間、敵が壁を蹴る、着地する、頂点に達する等の一瞬だけ硬直する瞬間です。
そこを見極めることが出来たら、デュエルで強くなれます。
逆に、自分より上手い人とのデュエルが最も短時間で強くなれます。
・盾割り目的のレザ残し
引退間際になり、砂カラ重二はカラサワてまはなく中沢の方が使いやすいのでは?と思っています。
チャージ時消費ENと総弾数の関係からです。
レザ残しの目的はとてもピンポイントで、最後の1VS1の際、敵のKE盾を割ることにあります。
それ以外(敵にK盾持ちがいない)場合は、撃ちきって捨てた方が移動面で有利なので、残す意味はありません。
開幕でK盾持ちの敵を探り、無駄のないレーザー運用をすることも、重要なことのひとつです。
・操作難度★★★★☆
操作難度は高めに記してあります。
PSが必要な分、使えると強い。
脚の遅ささえPSでカバー出来たら、敵はいないに等しいでしょう。
運用後、初期は使いづらいと感じるはずです。
ですが、何度も死んで何度も挑戦してみてください。
ダクソではありませんが、使えば使うほど、死んだら死んだだけこの機体の良さを感じると思います。
【最後に】
レザ重、砂カラ重の総括になります。
現時点でネリスを除き、最も強いアセンはK盾プロボVTF中沢×2のKTレザV重二だと、個人的に思っています。
苦手な敵がいない(いてもムラクモメンぐらい)し何より瞬間的な火力の高さがずば抜けています。
両手中沢フルチャ+VTF6発を当てたら、場合によっては二万近く一瞬で消え飛びます。
単機でそんな火力を継続して出せたら、それはもう恐ろしい。
砂カラは慣れるまでは時間がかかりますが、慣れると最も使いやすいアセンとなる人が居ると思います。私はそうでした。
現状、勢力ではレザ重が猛威を振るっています。
対策は幾つもありますが、アセン勝ちをしている機体はありません。
強さだけを求めるなら、このKT重二をマスターするのが近道かもしれません。
以下、KTフレームのHEADパーツの種類による防御値と主要性能、簡易的な説明です。
【アセンブルNo.1 】
●CE初期頭
KE 1885 CE 1407 TE 2945
AP 40794
カメラ性能 915
スキャン演算 93
ハッキング速度 96 範囲 50
消費EN 1228(HEADパーツのみ)
HB315 バイタル常夏(武器なし)
私が最も愛用していたアセンだったので、つい最初に書いてしまいました。
カメラ性能と消費ENのバランスが良く、使いやすいです。
最低限の防御値と高い機動力を確保しているので、消費ENをこれ以上増やしたくない方にはおすすめ。
見た目もスマートだしね!
●ローランド
KE 1905 CE 1572 TE 2950
AP 41102
カメラ性能 851
スキャン演算 78
ハッキング速度 112 範囲 65
消費EN 1377(HEADパーツのみ)
HB313 バイタル常夏(武器なし)
CE頭ではかなり優秀な防御値を誇り、消費ENやカメラ性能もまあまあなローランド先生。
003UBR(CE1522)も弾ける。
迷ったらとりあえずローランドで大体おk。
APや防御値で心配ならローランド一択です。
●KEアンテナ
KE1895 CE 1266 TE 2933
AP 40393
カメラ性能 683
スキャン演算 198
ハッキング速度 186 範囲 175
消費EN(HEADパーツのみ) 1023
HB315 バイタル常夏(武器なし)
KE頭ということで、心配なCE防御値がさらに心配になります。
カメラ性能もCE頭と比べると低い。
ですが、スキャン演算性能とハッキング関連は全頭でトップクラスの性能を誇ります。
スキャンモードで敵を捉えたその一瞬で、スキャンが完了するのは実に気持ちが良い。
データ戦の侵攻、防衛もKEアンテナが一人いるだけで安心感が違います。
やはりカメラ性能の差は差し合いでかなりネックですが、この便利さに慣れるとかなり使いやすいです。
●皿頭
KE 1881 CE 1432 TE 2939
AP 40539
カメラ性能 983
スキャン演算 165
ハッキング速度 103 範囲 57
消費EN(HEADパーツのみ) 1584
HB (武器なし) 312
カメラ性能は全頭中ほぼ(最優秀はヴラドⅢだけど、短所が多過ぎて使えない)トップ。最も遠くからロックできる。
スキャン演算も高いので、差し機体として理想的な性能を持ちます。
その分消費ENが高く、機体も若干おそくなる(誤差程度ですが)ので、使いやすいとは言い難い。
強さは確かなので、差し機で最も合理的な選択をしたらここに行き着くはずです。
【アセンブルNo.2】
デカール脚でも充分な防御値ですが、主任脚の方が使いやすい(より高防御、高APのため?)という方もいらっしゃるので、説明を省いて数字だけ書きます。
●CE初期頭
KE 1946 CE 1457 TE 3107
AP 41167
HB306 (武器なし)
●ローランド
KE 1966 CE 1622 TE 3112
AP 41475
HB304 (武器なし)
●KEアンテナ
KE 1956 CE 1316 TE 3095
AP 40766
HB306 (武器なし)
●皿頭
KE 1942 CE 1482 TE 3101
AP 40912
HB303 (武器なし)
ないし